投稿日:2025.11.15
皆さん、老後2000万円問題って覚えてますか?
2019年に金融庁が公表した「老後30年間で約2000万円の金融資産が必要」と話題になったアレです!
「年金だけでは暮らせない!」と一気に不安が広がりましたよね。
あれから6年経った2025年現在、この数字は本当に現実的な目安なんだろうかねぇ?
先日、友人とそんな話しをしていると「絶対に足りないよね、、、」という結論に至りました(汗)
私も気になってこの【2000万円必要】の前提を調べてみると、
当時の試算では
・夫65歳、妻60歳の無職世帯
・公的年金月額約21万円(実収入)
・実際の生活費は月約26万円
という設定だったそうで、差額の月5万円×30年=1800万円+予備費で約2000万円、という計算です。
これだけ見ると、フムフムなるほどなと感じますよね。
ただこれ6年前の試算です、、、(汗)
今はインフレが進み、食料品や光熱費は6年前より明らかに高く消費者物価指数もどんどん上がっています。そのため、以前より必要な額はもっと増えているはずですよね。
そして、 平均寿命が延びてます!
2025年の平均寿命は男性82歳、女性88歳を超えつつあり、長生きの時代。
やはりその分だけ使うお金は必要になりますよね。
また、 医療・介護費の自己負担が増えているのも事実。
高額療養費制度はあるものの、後期高齢者の窓口負担が大きくなったり要介護状態になれば月20~40万円かかることもあり、2000万円では到底足りないケースも出てきます。
私の友人の親が、要介護で施設に入り結構大きな金額が毎月飛んでいくという話も以前聞きました。
というように、たった6年しか経っていませんが時代は大きく変わり、未来に向けてしっかりと考えていかなければなりません。
では、いくら準備すればいいのかという話しになりますが、知り合いのファイナンシャルプランナーに聞いたところ「4000万円~5000万円」を一つの目安にお伝えしているとのこと。
これは、特に現役時代に住宅ローンが残っている人、子どもに教育費がかさんだ人、親の介護リスクがある人は4000万円以上を見据えた方が現実的だからとのことです。
また、私たちが歳を取って、70歳・80歳・90歳となった時、更に今の物価よりも上がっていることが容易に予想されます。
極端な例ですが、今、100円で買えるモノも80歳になった時、200円出さないと買えない。ということも考えられるわけです。
確かにその考え方だと、2000万円なんて足りるわけがない、、、と感じました。
でも、4000万円なんてどうやって用意するのか、、、
今のところ、私が思っているのは、
①iDeCoやNISAをフル活用してもう少し毎月の掛け金を上げる。
②歳をとってもできるだけ働く。(本当は働きたくない)
③家賃の安いところに引越す。
④病気にならない。
ってことしか思い浮かびません(笑)
まあ、これでも4000万円なんて到底足りないでしょうけど。
「老後は国に頼るのではなく、自分で考えないといけない」ということを友人との会話から考えさせられました。
自分の人生を、自分で設計する時代が来ていますね。