投稿日:2024.11.15
皆さんは大学進学時等に奨学金を借りたことはありますか?
奨学金を受けることができたからこそ大学等に進学できた方も多いのではないでしょうか?
経済的な理由で進学を断念することなく奨学金の活用で学業に専念できるのは素晴らしいシステムだと思います。
奨学金には大きく2種類に分かれており返済の必要があるものと返済の必要がないものがあります。
いわゆる給付型奨学金が返済の必要がないものに該当しますがこれは様々な要件を満たした学生が受け取れるものになります。
一方、ほとんどの奨学金は返済が必要な貸与型奨学金。
利子の付かない奨学金と、利子の付く奨学金があり、利子の付かない奨学金は受けるための条件が厳しく、利子の付く奨学金は受けるための条件が比較的簡単とのこと。
なぜこんな話しをするかというと、先日のニュースで現在この貸与型奨学金を利用した人の半数以上の方が、返済において「日常的な食事」にも影響しているということが労働者福祉中央協議会の調査で発表されたそうです。
日常的な食事に影響していると答えた方は約5割。
医療機関の受診に影響していると答えた人も約4割。
その他結婚や出産、子育てなどの項目もありどの項目も約4割の方が影響していると答えたそうです。
このニュースを見て、以前私の友人に会ったときのことを思い出しました。
その友人はアメリカの大学に進学していたため600万以上の奨学金を借りたそうで返済も40歳近くまであると話していました。
もちろん借りたものなのでしっかりと返済する義務は発生しますが、食事や医療など身近な生活にこれほどまでに影響しているとは驚きです。
先日発表された10月の国内企業物価指数は3.4%上昇し高水準が進んでいます。
まだまだ物価高が続く現在、本当に大変な思いをされている方も多いかと思います。
様々な不安も大きいですが、苦労して学んできたことや努力してきたものがしっかり活かせる環境や世の中になっていくことを切に願います。