投稿日:2024.11.01
11月に入り各事業所では年末調整の書類準備等を進めていく時期かと思います。
以前、自分は年末調整をすればいいのか?確定申告をすればよいのか?どっちなのでしょうか?と問い合わせをいただいたこともありましたが、なんだかややこしいですよね。
簡単にいうと年末調整をする方は給与所得の会社員やアルバイト等の方が対象となります。
一方、確定申告をする方は、自営業等の個人事業主・フリーランス、20万円以上の副業収入のある方、また会社員でも2000万円以上の給与収入がある方も対象となります。
そのため、自分はどこに該当するかによって確定申告の対象かどうかを判断できるかと思います。
年末調整では、会社が従業員に支払った給料や賞与から源泉徴収した税額の年間合計額と本来徴収すべき所得税の一年間の総額を再計算し、過不足金額を調整して年税額を一致させる精算の手続きです。
また、毎年この時期に生命保険医療費控除のハガキ等を会社に提出する方も多いと思います。
つまり控除対象となるものも含め会社や職場が納税関係の手続きをやってくれることになります。
これに対し確定申告は先程記載したように主に個人事業主やフリーランスが対象となります。
当然、会社に所属していないので自分自身で計算し手続きをする必要があります。
会社員の場合は先取りされている所得税の清算を年末調整で行いますが、個人事業主の場合は、納めるべき所得税の申告をする必要があります。なので確定申告はやらなければいけないのです。
なお、確定申告は毎年2月16日から3月15日までの期間となりますが、まだ時間があると思っているとあっという間に申告時期がきます。
この時期はかなり混むため、なにか分からないことがあって税務署に聞いても、かなり待ったり税理士もつかまらないことが多いと伺います。
そのため早め早めに準備をしながら分からないことは早めにクリアにしていくことを心掛けたいです。
当協会でも12月頃に初めて確定申告をする方用の会員限定セミナーを開催予定です。
ぜひ参加をお待ちしています。